なにかと業務範囲の広いECサイトの運営ですが、代行サービスをうまく利用することで効率的に運営できるようになります。
ここではECサイト運営代行の、費用面についてのポイントなどを掘り下げて市場環境を解説してみました。
アウトソーシングをお考えの際には、なるべく事前調査で信用できる代行業者をみつけることが大切です。
ECサイト運営代行の費用や料金相場
代行業者にもトータルで運営を受託してくれるところから、特定の業務に特化したところもあるため、昨今では非常に多様な形態になってきています。
実際には、委託する範囲やサービス内容により、料金体系には各業者で大きく差が出てきます。
代行業者の業務内容
代行業者に依頼できる主な業務内容は以下の通りです。
・コンサルティング、戦略設計代行
・ECサイト制作代行
・マーケティング、集客代行
・商品撮影、登録(ささげ業務)代行
・物流管理、配送代行
・顧客対応、カスタマーサポート代行
・ECサイト運営、管理に関わる業務代行
当社では、コンサルティングと戦略設計の代行、マーケティングと集客の代行、そしてECサイト運営と管理に関わる業務の代行、商品撮影と登録(ささげ業務)の代行を引き受けています。
ちなみに、ささげ業務というのは「撮影(さつえい)」「採寸(さいすん)」「原稿(げんこう)作成」の頭文字をとった略称で、商品の情報制作業務のことです。
代行サービスの費用相場
一般的な代行業者の料金体系には3種類あり、おもに下記のようになります。
・月額固定型
・成果報酬型
・複合型(月額固定+成果報酬)
いずれも代行業者やサービス内容の充実によってピンキリですが、月額固定だと5万円から100万円、成果報酬だと売上の10%から25%、複合型だと月額固定で5万円から50万円に追加で売上の5%から15%、大抵の代行業者の費用はこの範囲内で収まるはずです。
現状のECサイト運営にかかっている人件費を考えると、ほとんどの小規模な企業がコストを抑えてプロに丸投げできるような相場になっています。
逆に個人や収益の大きなECサイトが依頼するとなると、報酬単価は相場を無視して考えないと赤字になってしまうケースも出てくるので注意しましょう。
どうしても委託しなければリソースが足りない…
どうしても費用をもっと抑えたい…
そのような場合、クラウドソーシングサービスで委託先を募集するのもひとつの手段です。
ランサーズやクラウドワークス、ココナラといった媒体であれば、フリーランスや副業で活躍している人を探すことができます。
ただしこの場合には注意点があり、中にはやり取りの途中で急に連絡がとれなくなってしまいそのままフェードアウトするような人もいるということです。
また、業者とは違い、本業にあたっている場合などに連絡が取れなかったりもします。
なによりスキルが担保されているわけではないため、期待通りの成果を得られないことも多くあります。
個人に委託する際は最もコストを削減できる反面、相手が信頼できるかどうかを前もってよく確認してから委託しましょう。
こういったリスクもあるため、結果的に代行業者に依頼した方が時間もかからず安く済むということもよくあります。
できれば複数業者に問い合わせて、見積もりはたくさん出しておき、しっかり比較することが一番大事です。